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これからFXを始める際に、
スキャルピング
って、どうなのか知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
超短期のトレード形態であるスキャルピングは、メリットとデメリットがあります。
これからFXを始める場合は、その両方の事項を把握した上で判断されることをお勧めします。
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トレード手法としては、大きくわけると、
・スキャルピング 数秒〜数分
・デイトレード 数分〜数時間
・スイングトレード 数日〜数週間
・長期トレード 数ヶ月〜数年
となります。
では、これからFXをはじめる場合に、
スキャルピング
でのトレードは、どうなのでしょうか?
結論からいうと、
自分にあっているかどうかで判断するしかない
ということになります。
実際、
性格的な面や、あるいは、ライフスタイルの面
でスキャルピングがあっている場合もあれば、デイトレードやスイングトレードのほうがあっている場合もあります。
また、仕事の関係で、夜間のトレードがメインになる場合で、スキャルピングをする際は、
ロンドン市場やNY市場でのトレード
となりますので、その場合、
それらの市場の動きが、自分に向いているかどうか
も判断のひとつになります。
このページでは、
スキャルピングのメリットとデメリット
について、整理しています。
自分のトレードスタイルにあっているかどうかは、それらのポイントを把握するとともに、
実際にトレードをしてみての判断
となります。
スキャルピングのメリット
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スキャルピングのメリットとしては、下記の点をあげることができます。
・トレード時間が短い為、勝ち負けの結果がでるのが速い
・時間軸が短いので、その分、トレードの機会が多い
・資金効率が良い
・早めの損切りで、大きな損失を被るリスクが低くなる
トレード時間が短い為、勝ち負けの結果がでるのが速い
スキャルピングの場合、エントリーから決裁までが、
数秒〜数分
と短いですので、トレードの結果を確認するタイミングが、他のトレードスタイルに比べて、圧倒的に早くなります。
ですので、性格的に、
早く結果を知りたい
ということの優先度を高くしたいという点ではメリットがあると言えます。
時間軸が短いので、その分、トレードの機会が多い
短い時間足のチャートを見て取引をすることになりますが、その場合も、その時間軸のなかで、
一定の波
があり、結果、
トレードの機会も多い
と言えます。
資金効率が良い
トレードの機会が多いので、その分、
資金の回転率
が良いトレードスタイルと言えます。
早めの損切りで、大きな損失を被るリスクが低くなる
スキャルピングの場合、通常、3~5pips程度で利確する場合が多く、大きく動く相場、市場の場合でも、10pips程度での利確がひとつの目安となります。
その結果、損切りの設定も、それに応じた範囲での設定となります。
ですので、損切りルールをしっかりと守れば、
大きな損失を被るリスクも低くなる
と言えます。
逆に、早く利確するつもりでロットを大きくした場合、結果的に、
逆に動いて、尚且つ、損切りが遅れた場合
には、損失も大きくなってしまうリスクがあります。
スキャルピングのデメリット
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スキャルピングのメリットとしては、下記の点をあげることができます。
・エントリーの機会が多いことから、ポジポジ病になるリスクがある
・損切り貧乏になるリスクがある
・ロスカットルールを守らないと、大きな損失につながるリスクがある
エントリーの機会が多いことから、ポジポジ病になるリスクがある
スキャルピングの場合、短い時間足を見てのトレードとなりますので、その分、
エントリーのタイミングが多い
という判断をしがちになります。
その結果、取引回数が多くなり、状況によっては、
過度のトレードをしてしまう、いわゆる「ポジポジ病」状態になる
というリスクがあります。
損切り貧乏になるリスクがある
値動き自体は、基本、
ジグザグの動きを繰り返しながら、トレンドを形成する
あるいは、
レンジの状態になる
ということになります。
ですので、エントリーのタイミングによっては、
損切りを繰り返してしまう、いわゆる、「損切り貧乏」
になるリスクがあります。
ロスカットルールを守らないと、大きな損失につながるリスクがある
相場の状況によっては、値動きが大きくなる場合があり、その際に、
ロスカットを設定していない場合
には、大きな損失につながるリスクがあります。
特に、市場がはじまる時間帯前後や、指標は発表時には注意が必要です。
その他の注意点
スキャルピングで、短い時間足のチャートだけをみて、エントリーの判断をした場合、想定と違った動きをする場合が、多々あります。
これは、
短い時間足の値動きは、長い時間足の値動きの影響を受けている
ということに理由があります。
ですので、スキャルピングで短い時間足でトレードする場合も、上位足の動きを確認しておく必要があります。
また、更に、
上位足のチャートが、「転換」した場合
は、逆方向に値動きが大きくなりますので、結果、短い時間足の大きな影響を受けることになります。
ですので、必ず、上位の時間足の動きをチェックした上で、短い時間足でのトレードをする必要があります。
さいごに
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チャートは、
フラクタル構造
になっていると言われています。
つまり、チャートの大きな波を拡大すると、そこには、
大きな波と同じうような形態の小さな波
があるということです。
その考え方でいくと、
短い時間足で、長い時間足でも、トレードの基本は同じ
という見方もできます。
ただ、スキャルピングの場合は、
細かい値動きが多くなる為、損切りラインの設定が難しい
という面があります。
ですので、
特に期待値の高い場面かどうかを判断
して、エントリーすることが大切なポイントになると言えます。
以上、FX初心者と、スキャルピングについてでした。
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