なぜ、常にポジションを持ってしまうのだろうか?
こんなテーマに関する記事です。
稼ぎたい気持ちが強いと、メンタル的に、すぐに、ポジションを持とうとしてしまいます。
FXのトレードを始める動機は、
稼ぐこと
といえるでしょう。
そうなると、メンタル的に、稼ぐ為に、
常に、ポジションを持ってしまう
という状況になりがちです。
その結果、いわゆる、
ポジポジ病
と呼ばれる状態になってしまうリスクがあります。
それで稼げれば良いのですが、ポジポジ病の場合、
逆の結果
になってしまう場合が多くなってしまうのが、現実ではないでしょうか。
焦ってポジションを持ってしまうポジポジ病は、こわい病気です。
では、どうすればいいのでしょうか。
そのヒントが、
日利1%FX 鉄壁の不動心トレード(NOBU塾)
という本のなかにありました。
大切な考え方
日利1%FX 鉄壁の不動心トレード(NOBU塾)の中に、下記のような記載があります。
8割くらいの値動きは、ランダムで先の予測ができない、
日利1%FX 鉄壁の不動心トレード(NOBU塾)
2割くらいは、数秒から数分先の値動きが読める局面がある、
勝ち続けているトレーダーは、2割の局面を根気強く待っている。
確かに、通常、
勝ったトレード
の場合は、
ある程度、局面が読める場面でエントリーしている
といえます。
(もちろん、たまたま、勝てたケースもあります。)
逆に、通常、
負けたトレード
の場合、
見通しが甘い場面でエントリーしている
といえます。
(もしくは、勝てる局面と思ってエントリーして、結果、負ける場合もあります。)
ただ、少なくとも、そういった場面の割合に関して、感覚的にではありますが、
8割;先の予測ができない
2割;ある程度、先が読める
と、おおよその「割合」について言及している書籍は、珍しいといえます。
なんとなく、
腑に落ちた
感じがします。
利益になりとうな場面は、結構、限られているということですね。
ふつうは、
勝てる場面になるまで「待つ」
という表現が多いですが、その割合が示されると、正直、イメージしやすいですね。
具体的な対応方法
感覚的に、
8割;先の予測ができない
2割;ある程度、先が読める
ということを考えると、やるべきことは決まってきます。
つまり、8割の場面では、
何もしない
ということです。
少なくとも、
常にポジションを持とうとするアクションは、控える
ということになります。
何もしない、休むということも、大切なんですね。
また、そうする為に必要なこととしては、
勝てる場面のパターン
と、逆に、
判断がつかない際のパターン
を、自分なりに整理しておくということです。
その為には、
そのパターンを覚えておく
ということになりますが、やはり、
トレードノートで記録しておくこと
が効率的といえます。
トレードノート自体、結構、面倒なので、つけていない人のほうが圧倒的に多いと言えます。
特に、スキャルピングの場合、取引回数が多いので、各トレードの振り返りを記載するのは、現実的に難しいという側面もあります。
ただ、トレードノートのなかの、
取引内容の振り返り
について、すくなくとも、
勝てるパターン
と、
エントリーしてはいけないパターン
について記録しておくということであれば、比較的、ハードルが低くなるように思います。
さいごに
正直、
稼ぎたいという気持ち
が強いと、
待つということが、なかなかできない
という面もあります。
「休むこと」も、意外に、練習が必要なのかも。。
そんな場合は、ロット数を落として、
試しにエントリーする
と言う方法もあります。
その場合は、
小ロットでの取引ができるFX会社
に口座をもっておく必要はあります。
いずれにしても、
取引回数を絞る
ということが、勝率をあげる方法であることは間違いないと言えます。
そうなってくると、テクニカルな面というよりは、
メンタル面の管理
をいかに行うかというテーマになってきますね。
以上、「常にポジションを持ってしまうこと」についてでした。